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――４年半ぶりの新作ということですが、４年半前は江籠さんも加入したての頃でしたね。

江籠　そうでしたね、もうそんなに経つんだぁ早いなぁ（笑）。振り返ってみたら色々とあったし、歴史を感じますけど、体感速度でこの４年半という時間はあっという間に過ぎ去っていった感覚ですね。４年半前の私はまだ研究生で、先輩について行くことに必死でしたし、毎日が勉強の日々だったので、常に前を向き続けて「突っ走ってきた」という表現がしっくりくる４年半でした。こうして４年半という時を経て『革命の丘』というアルバムのリード曲選抜に選ばれて、ジャケットに写ってることが、なんだか不思議ですね。積み重ねてきたものの結果がこういう形になるのは嬉しいです。

――「突っ走ってきた」４年半の中で、江籠さんにとってのターニングポイントとなった瞬間は？

江籠　2014年の大組閣でチームＳからチームＫⅡに移籍したことですね。チームＳの時は一番後輩で、先輩にも可愛がってもらっていたりと短いながらも楽しい時間を過ごしていたので、離れるのが寂しかったんですよ。でも、新たにＫⅡになってから、環境もガラリと変わったことで、私自身も変わらなくちゃ！という気持ちになれたんですよ。きっと、Ｓにいたままなら、可愛がってもらうばかりで、自分で考えない子に育っていたと思うんです。この組閣があったからこそ、成長できたんじゃないかなと思ってます。

――『革命の丘』には江籠さんが駆け抜けてきた時間の中で生まれた楽曲が詰まっています。この中で思い入れのある曲を一つ選ぶとするならば、何でしょう？

江籠　ありがたいことに、今作では『夏よ、急げ！』『ライフルガール』『ホライズン』『愛のために何を捨てる?』と、新曲に４つも参加させていただいているんですよ。どれも違うタイプの曲なので、１曲に絞るのは難しいですね……（笑）。新曲を抜きにしたら、『目が痛いくらい晴れた空』です。まさかカップリング曲投票で３位に入るとは思ってませんでした。この曲は同期の５期生13人で歌った曲なんです。でも、もう今となっては5期生は4人しか残っていません。改めてこういう形で５期生全員の声が入った曲をアルバムに入れてもらえて、４年半立った今聴くと、すごくジーンとくるんですよね。もう、色々な思い出が蘇ってきちゃうんですよ。卒業したメンバーのファンの方も投票してくれたと聞いたので、本当にたくさんの方に愛してもらった楽曲なんだと改めて知ることができて、本当に嬉しいです。

――では、新曲の中から江籠さんがオススメする一曲を教えていただければと。